しめ縄飾りの意味は?飾る期間って?処分方法は?

年末が近づくと、しめ縄飾りなどお正月飾りが
目に付くようになってきますね。
最近はしめ縄飾りをモチーフにしたリースなども
販売されていて、オシャレなものも多いですね。
それでも、基本は忘れないようにしたいです。
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しめ縄飾りの意味は?
お正月というのは、もともと新年の神様をお迎えするための行事です。
新年の神様、年神様が家々を回って幸せを授けてくださります。
お正月飾りは、年神様に家にやって来てもらうための目印なのです。
その家が年神様を迎えるのにふさわしい、神聖な場所でありますよ~という目印です。
しめ縄飾りは、神社で張り巡らされているしめ縄を簡略化したもの。
神様の世界と私たちの世界を分ける結界となって
悪いものが入らないようにする役目を果たしてくれます。
しめ縄に縁起物の飾りついているのがしめ飾り。
その代表的な飾りの意味も、まとめてみました。
◎紙垂…神様の降臨を表しています。
◎裏白…清廉潔白、夫婦和合を表しています。
◎譲り葉…子孫繁栄を願って。
◎橙…代々栄えるように願って。
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しめ縄飾りを飾る期間っていつからいつまで?
戦前には、現在の大掃除である「すす払い」が
終わる12月13日、年神様をお迎えする準備が
できてから飾るのが一般的でした。
このことから、12月13日を正月事始めといい、
お正月を迎える準備を始める目安となります。
今でも、大掃除が終わって年神様を迎える準備が
終わったのであれば12月13日以降で早めに飾っても大丈夫。
ですが、戦後になってからはクリスマスという
文化が普及したこともあり、クリスマスが過ぎた
12月26日以降に飾るご家庭も多いようです。
ただし、しめ縄飾りを飾る日として避けたい日が
ありますので、注意しましょう。
◎12月29日…「二重苦・苦」に通じて縁起が悪い
◎12月31日…一夜飾りになるので避ける
※一夜飾りを避ける理由には諸説有り。
→旧年の年神様と、新年の年神様が交代して、
家々を回るのが大晦日のため、大晦日に目印の
しめ縄を飾っても間に合わないという説。
→年神様に対しての誠意に欠けてしまうという説。
→葬儀の準備を連想させてしまうという説。
上記の点から、12月26日・27日・28日・30日に
飾るのが良いということになりますね。
ギリギリになりすぎないように28日までには飾ると良いと思います。
年神様をお迎えした後は、しめ縄飾りを外しましょう。
外す日は地域によって異なりますが、一般的には
1月7日か、1月15日に外すところが多いようです。
しめ縄飾りの処分方法は?
外したしめ縄飾りは「どんど焼き」に出して、
お焚き上げしてもらいます。
どんど焼きに持って行けなかった場合、時期が
外れても神社に納めることが出来ますので一度
問い合わせてみましょう。
それも難しい場合には、地域の分別ルールに
従って燃えるゴミなどに出しましょう。
その際には半紙などに包むと、気持ちがラクになると思います。
最後に
意味や慣習を理解すると、いつものお正月飾りも
より神聖な気持ちを持って扱えますね。
新年を迎えるにあたって、参考になりましたら嬉しいです。
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